振袖ブログ
9月に突入しましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
先日、振袖のお下見にいらしたお客様に色柄を選ぶ際のポイントについてのご質問をいただきました。
この手の疑問は成人式を心待ちにするほとんどの親子さんがお持ちのことと思います。
色柄の選び方には柄映えや顔映りをはじめとして様々な観点がありますが、今回の記事では〝何度も着られる〟というメリットを持つ振袖の選び方やコーディネートにフォーカスをあてていきます。
振袖とは
まず、振袖について。
振袖とは、日本の伝統的な女性用着物の一種で、特に袖が長いのが特徴です。
主に未婚女性の第一礼装として用いられ、成人式や結婚式、卒業式など、華やかな場面で着られます。
江戸時代中期に若い女性の晴れ着として広まりました。
袖が長いのは「未婚であることの象徴」とされ、当時は恋愛のサインとして袖を振ったことから「振袖」という名前になったと言われます。
そのため、既婚女性は袖の短い留袖や訪問着を着ます。
振袖の主な着用シーンとしては成人式がありますが、その他にも着て良い場面があります。
例)
卒業式・・・袴と合わせるのが定番。
親族や友人の結婚式・・・中振袖を着るのが一般的。
舞台やお茶会・・・格式ある場にも使われる。
振袖は成人式専用の衣装ではなく未婚女性の第一礼装なので、未婚であれば上記のような場で成人式を終えた後でも着用できます。
振袖は何歳まで着られる?
振袖は、未婚女性の第一礼装であり、年齢制限はありません。
しかし、一般的には20代から30代前半までが着用する機会が多いとされています。
30代後半以降でも、結婚式やパーティーなど、自分が主役になる場面や、海外の方を招いたフォーマルな場などでは振袖を着用しても問題ありません。
未婚なら何歳でも着ることができますが、年齢が上がるほど柄や色を落ち着かせ、着る場面を選ぶのが現代のマナーとされています。
30代未婚女性が振袖を着るときのおすすめコーデと柄選び
未婚なら何歳でも着ることができる・・・とはいえども、成人式のような華やかなコーディネートはおすすめしません。
20代後半以上になると、落ち着いた色や柄の中振袖を選ぶケースが多いです。
友人の結婚式では振袖は華やかすぎると遠慮される場合もあり、訪問着に切り替える人もいます。
それでは、30代未婚女性が振袖を着るときのおすすめをご紹介します。
1. 色の選び方
30代になると、明度や彩度が落ち着いた色が肌や雰囲気に馴染みやすくなります。
深みのある色:濃紺、深緑、ボルドー、墨色、紫紺 など
ニュアンスカラー:灰桜色(薄いグレーピンク)、薄藤色、生成り色
最近ではニュアンスカラーの振袖が豊富に生産されているので、選ぶ幅も広がっています。
これらに対して、蛍光系や極端に原色に近い色は避けたい色です。
理由は成人式感が強くなるためです。
2. 柄の選び方
以下のようなデザインのものを選ぶと 失敗しません。
柄の間隔は広め → 落ち着いた印象になる。
縦に流れる柄配置 → スタイルアップ&大人っぽさ。
古典文様の一部使い:扇面、御所車、松竹梅、菊、鶴 など。
モチーフの色数を絞る → 全体がまとまり上品になる。
例)
縦に伸びる熨斗と松竹梅の柄が上品な振袖。
縦に伸びる竹の凛々しさと花輪の可憐さのバランスが良い振袖。
色数やモチーフの数を抑えた品のある柄付けの振袖。
この他、無地の振袖も色が派手なものでなければ、好ましいです。
3. 帯・小物
帯は金銀入りの袋帯で控えめな光沢を選び、帯結びは立て矢結びや二重太鼓風など、華やかすぎない形が好ましいです。
また、草履バッグは着物より明度を少し上げて軽やかに、髪飾りは造花よりも簪(かんざし)やつまみ細工をシンプルに活用するのが良いです。
髪飾りにはトレンドの水引を取り入れても素敵です。
成人式の派手さを避けつつ、上品さと華やかさを両立する方向でコーディネートをしていくと良いでしょう。
さいごに
色や柄の特徴をおさえて振袖選びをすると、10年以上同じ振袖を場面ごとにアレンジして着回せます。
そのときどきで振袖をレンタルする傾向が強くなっている昨今ですが、購入した振袖を大切な1着として着ていくことも楽しいものです。
・成人式後も卒業式・友人や親族の結婚式・公式行事で着る予定がある
・自分サイズの振袖で美しい着姿をつくりたい
・帯や小物の組み合わせを自由にアレンジしたい
そんな方は、ぜひ振袖選びの際にこちらの記事を参考にしてみてください。
余談ですが、すずのきでは現在、高校2年生、3年生の振袖のお下見のご予約が増加しております。
高校生だからまだまだ先と思わずに、一度ご覧になってみると良いかもしれません。
日本最大級の祭典
振袖を見るならここがおすすめ!!
日本最大級の振袖の祭典が【きもの紀行㏌浅草2025】で行われます。
振袖コーディネートのプロたちが、最新の振袖と振袖小物を使ってお客様をプロデュースいたします。
これから振袖をご検討の2027年2028年2029年ご成人の方は、お近くの店舗よりご予約いただけます。
※2026年ご成人の方は、地域によって前撮り会にお仕立てが間に合わない場合がございますのでお近くの店舗までお問い合わせください。
詳しくはこちら↓↓↓
呉服・振袖に関することならすずのきにお任せください
創業50年を越えるすずのきでは地域に密着した振袖・ママ振り・お着物をご提案させて頂きます。公式ホームページにてお着物や振袖に関する情報を随時発信しております♪
お着物や振袖・ママ振りでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください♪
お近くの店舗を探す・ご来店予約
お住まいの都県、またはお近くの店舗をクリックしていただくと、店舗情報にジャンプします。
【関東エリア】
埼玉県 |川越|越谷|川口|たまゆう川口|
神奈川県|茅ヶ崎|大船|海老名|
千葉県 |高根台|柏|
茨城県 |日立|土浦|下妻|水戸|守谷|
東京都 |日の出|
【中部エリア】
新潟県 |上越|佐渡|
【東北エリア】
青森県 |青森|弘前|八戸|むつ|
宮城県 |佐沼|
秋田県 |大曲|
岩手県 |盛岡|一関|北上|二戸|
福島県 |郡山|
関連情報
振袖について
すずのき・絹絵屋・たまゆうの振袖
振袖選びのステップ
ご成約特典
振袖のセットプラン・小物
新作振袖コレクション
お客様写真館
ママ振りについて
前撮り撮影について
ロケーションフォトプラン
ロケーションフォトお客様写真館
前撮り撮影ブログ
卒業袴もお任せ
お悩みを解決!
すずのき・絹絵屋・たまゆうは、関東から東北まで30店舗を構える着物・振袖専門店です。
青森、秋田、岩手、宮城、福島、栃木、茨城、千葉、神奈川、埼玉、東京での成人式の振袖選び、ママ振り、着物のお手入れや着物の着付けのご相談など、着物のことならなんでもお気軽にご相談ください。