振袖ブログ
こんにちは、すずのき編集部です。
成人式といえば、1月の厳しい寒さのなかで迎える一大イベント。
華やかな振袖姿に心が弾む一方で、
「寒くて式に集中できなかった…」
「せっかくの着物が冷えで台無しに」
という声も、毎年聞かれます。
防寒対策は、実は“当日の快適さ”を左右する大事な準備のひとつ。
この記事では、振袖の下に着られるインナーの選び方と、当日の寒さ対策のポイントをわかりやすく解説します。
成人式当日、なぜ寒さ対策が必要なの?
成人式の日は例年1月の第2月曜日。
地域によっては雪が降ることもあり、朝早くからの支度や移動で身体が冷えやすい日です。
特に振袖は首元や袖口、足元などに「隙間」が多く、洋服よりも体温が逃げやすい構造。
しかも、帯を締めるため厚手の衣類は着られません。
だからこそ、
- 見えない部分での防寒工夫(インナー選び)
- 屋外での保温アイテム(ショールやカイロなど)
の2軸で対策することが大切です。
トピックス|成人式の防寒アイテム
1.振袖の下に着るおすすめインナー
2.足元の防寒|寒さが一番こたえる場所
3.首・肩・背中を温めるアイテム
4.手・指先・顔まわりの冷え対策
5.屋外・会場での寒さ対策
6.振袖の中でやってはいけない防寒対策
7.寒さ対策の“着付け前チェックリスト”
8.寒さを味方に、美しく過ごすために
1.振袖の下に着るおすすめインナー
◆肌襦袢・裾除けタイプの和装インナー
振袖の下には、一般的に「肌襦袢(はだじゅばん)」と「裾除け(すそよけ)」を着ます。
最近は上下が一体になった和装インナー(ワンピースタイプ)も人気。
吸湿性・保温性・静電気防止に優れた素材を選びましょう。
おすすめ素材: 綿、モダール、シルク混、吸湿発熱素材
NG素材: ナイロンやポリエステル100%(静電気・ムレやすい)
◆発熱インナー(ヒートテックなど)はNG?
ユニクロなどの発熱インナーは便利ですが、「化繊で滑りが悪い」「静電気で裾が上がる」「汗で蒸れる」などの問題が出やすいです。
どうしても着たい場合は、
- 袖なしタイプ
- 薄手で襟ぐりが広いタイプ
を選び、長襦袢や振袖から見えない形にするのがマナーです。
◆腹巻き・ウエストウォーマー
帯の下には薄手の腹巻きを入れるのがおすすめ。
身体の中心を温めると、冷えにくくなります。
ただし、分厚いものは帯に影響するので、極薄タイプを選びましょう。
◆スパッツ・レギンス
寒さ対策の強い味方。
ただし、裾除けや長襦袢の下に履くときは、
七分丈または膝下丈のスパッツに。
足首までの長いものは足袋を履くときにモコモコしてしまうので注意。
2.足元の防寒|寒さが一番こたえる場所
◆足袋の中には「足袋インナー」
成人式当日は、雪や冷たい風で足元の冷えが気になります。
足袋の中に履ける「足袋用インナーソックス」や「五本指タイプの足袋下」を用意しておくと◎。
見た目は変わらず、指先の冷えをしっかり防げます。
◆カイロは足首の内側に
貼るカイロを使うなら、足袋の下ではなく足首の内側(くるぶし下あたり)がおすすめ。
血流の通り道を温めることで、全身がポカポカになります。
3.首・肩・背中を温めるアイテム
◆ショール・ストール
振袖姿の定番アイテムといえば、ふわふわのショール。
見た目も華やかで、首回りの冷えを防ぎます。
白のフェイクファーや、近年はグレー・ベージュなどの落ち着いた色も人気。
◆肩甲骨あたりに貼るカイロ
外出前に背中の中央(肩甲骨の間)に貼るカイロを1枚。
体幹を温めると、寒風の中でも体が冷えにくくなります。
ただし、帯の結び位置にかからないよう注意。
カイロを背中に貼る場合は、着付けの前に着付師に必ず位置の確認を。
また、カイロを貼って着付けをした場合、振袖を脱ぐまで外せないことも念頭においておきましょう。
4.手・指先・顔まわりの冷え対策
◆手袋を使う場合
振袖用の手袋はフォーマルな場では少ないですが、移動時の防寒として使うのはOK。
式典前に外しておけばマナー違反にはなりません。
◆マスクも「和装に合う素材」で
防寒と乾燥対策を兼ねて、シルクやガーゼ素材のマスクもおすすめ。
息苦しくなりにくく、メイク崩れも防げます。
5.屋外・会場での寒さ対策
◆防寒コートやダウンを重ねてもOK?
移動時は、防寒コートを上から羽織っても問題ありません。
ただし、帯結びを潰さないよう、「ショート丈」または「肩掛けタイプ」を選びましょう。
写真撮影前には脱いでおくのが基本マナーです。
◆待ち時間の冷え防止グッズ
- カイロ(貼るタイプ・持つタイプ)
- 折りたたみブランケット
- ポケットサイズのカイロケース
をバッグに忍ばせておくと安心です。
6.振袖の中でやってはいけない防寒対策
防寒を重視するあまり、以下のようなことをしてしまうと着崩れや見た目の乱れに繋がります。
- 分厚いインナーやタイツを着る
- 肩までカイロを貼りすぎる
- 厚手の靴下を重ね履きする
- 帯の中にホッカイロを入れる(※低温やけどの危険あり)
振袖は「着付けのバランス」で保たれているため、
厚みが出すぎると帯やおはしょりが崩れやすくなります。
7.寒さ対策の“着付け前チェックリスト”
成人式当日の朝、支度に入る前に次のチェックを!
肌襦袢・裾除け
→保温性のある素材か、清潔か
スパッツ
→七分丈・無地・薄手を選ぶ
腹巻き
→極薄タイプ、帯に干渉しない位置に
足袋下
→保温タイプを2枚準備
カイロ
→貼る場所を確認(背中・足首・腰 ※ただし帯の下に入り込まないこと)
ショール
→袖と色味が合うか確認
防寒コート
→帯がつぶれないか要チェック
これを揃えておけば、寒い朝でも安心です。
8.寒さを味方に、美しく過ごすために
冷えで震えてしまうと、せっかくの写真も笑顔がこわばってしまうもの。
でも、きちんと防寒すれば、心も体もリラックスして一日を楽しめます。
成人式は、新しい人生の門出を迎える大切な日。
見えないところでの準備こそ、美しい所作の第一歩です。
まとめ|振袖姿を寒さに負けず、最高の笑顔で
振袖は防寒がしにくいぶん、インナーと工夫次第で快適さが大きく変わります。
- 肌襦袢や和装インナーでしっかり保温
- スパッツ・腹巻きで冷えをブロック
- ショールやカイロで外気をシャットアウト
寒さを感じずに成人式を楽しめるよう、
自分に合ったインナーと防寒グッズを今のうちに準備しておきましょう。
2026年の成人式、
あなたが心から笑顔で過ごせますように。
呉服・振袖に関することならすずのきにお任せください
創業50年を越えるすずのきでは、地域に密着したスタイルでの振袖・ママ振り・お着物のご提案させて頂きます。
特に、”元祖「ママ振り」応援店舗”であるすずのきならではのご提案で「ママ振り」を次世代につなぐお手伝いに力を入れております。
譲り譲られ相談会でもママ振りの相談を承っております。
お着物や振袖・ママ振りでお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください♪
公式ホームページにてお着物や振袖に関する情報を随時発信しております。
お近くの店舗を探す・ご来店予約
お住まいの都県、またはお近くの店舗をクリックしていただくと、店舗情報にジャンプします。
【関東エリア】
埼玉県 |川越|越谷|川口|たまゆう川口|
神奈川県|茅ヶ崎|大船|海老名|
千葉県 |高根台|柏|
茨城県 |日立|土浦|下妻|水戸|守谷|
東京都 |日の出|
【中部エリア】
新潟県 |上越|佐渡|
【東北エリア】
青森県 |青森|弘前|八戸|むつ|
宮城県 |佐沼|
秋田県 |大曲|
岩手県 |盛岡|一関|北上|二戸|
福島県 |郡山|
関連情報
振袖について
すずのき・絹絵屋・たまゆうの振袖
振袖選びのステップ
ご成約特典
振袖のセットプラン・小物
新作振袖コレクション
お客様写真館
ママ振りについて
前撮り撮影について
ロケーションフォトプラン
ロケーションフォトお客様写真館
前撮り撮影ブログ
卒業袴もお任せ
振袖や成人式お悩みを解決!
すずのき・絹絵屋・たまゆうは、関東から東北まで28店舗を構える着物・振袖専門店です。
青森、秋田、岩手、宮城、福島、栃木、茨城、千葉、神奈川、埼玉、東京での成人式の振袖選び、ママ振り、着物のお手入れや着物の着付けのご相談など、着物のことならなんでもお気軽にご相談ください。



