振袖ブログ
こんにちは。すずのき 絹絵屋水戸店の松廣真紀です。
すずのき 絹絵屋水戸店では、ご成人の振袖をはじめ卒業式袴、季節や各種通過儀礼に合わせた着物などを数多く取りそろえ、茨城県水戸市、ひたちなか市、那珂市、東海村、茨城町、常陸大宮市、常陸太田市、大子町、大洗町、鉾田市、笠間市等の多くのお客様にお越しいただいております。
本日は、成人式の振袖について、これから振袖を検討されるご家庭の方にご参考になればと思い、呉服屋の店員としてのアドバイスだけでなく、これから成人式を迎える娘のいる一母親としても同じ目線で気になることなど一緒に考えていければと思っています。
成人式の振袖、みんなどうしているの?
お嬢様が、成人式を数年後に控えてくると、おそらくいろんなところ(呉服屋、レンタルショップ、ヘアサロン・・・)からダイレクトメールなどが送られてくるかもしれません。
(成人式まであと数年もあるのに、こんなに早く振袖の案内がくるなんて)と驚かれるお母様たちも多いことでしょう。
近年の傾向はママ振りが多い!?
これは、あくまでも、すずのき 絹絵屋水戸店における傾向ですが、お母様が振袖をお持ちの場合は、そちらをお召しになるお嬢様たちも多いようです。わたくしたちは、お母様の振袖を活用されることを『ママ振り』と呼んでいます。昭和時代のお母様たちの振袖は、絹も良質で刺繍や染色も素晴らしいモノが多く、もしお手持ちであれば、活用されるのもありですね。
お嬢様がお母様の振袖を着てもいいかなという場合は、ぜひ家族の絆でもある振袖をお嬢様もお召しになるといいですね。小物や髪飾りなどちょっと替えるだけでも新鮮でお洒落なコーディネートになります。
ママの振袖を着たいけど、お嬢様とママの体型が違ったら?それでも大丈夫?
お母様とお嬢様の体型が全く同じという方は、実はそれほど多くありません。お嬢様の方が、手が長かったり、ふくよかだったり、みなさまいろいろです。
我が家の場合は、わたくしが154センチ、娘が163センチなので約10センチ違います。手足の長さは、明らかに娘の方が長いので、わたしの着物を、娘が着るなら、お直しが必要です。わたしとしては、自分が着た振袖を娘に着てもらいたいと思うのですが、これから話しあっていきたいと思います。
娘が、もしわたしの着物を着てくれるなら『洗い張り』という作業をして、娘のサイズぴったりに仕立て替えするつもりです。着物の縫い糸をすべてほどいて綺麗に洗い、娘の寸法ぴったりに仕立てることにより、着物が生まれ変わる方法です。昭和世代のママたちの振袖の絹は上質なものが多いので、お嬢様が振袖の色や柄が好きであれば、ママ振りはいいと思います。昔ママの振袖を用意してくれたおじいさん、おばあさんもきっと喜ぶことでしょう。
ママ振りにするなら、昭和、平成、令和とすでに3つの時代を駆け巡っているわけで、時代の変化に合わせて小物など、今のトレンドやお嬢様の好みをプラスするとよいでしょう。
たとえば、昭和時代は、振袖の下にきる長襦袢の半襟は白が多かったのですが、今は刺繍半襟が主流です。帯じめもシンプルなものが多かったのですが、今は飾りがついたものが多いです。振袖に合わせて、お嬢様のセンスに合ったものを選ばれるとよいかもしれません。
昭和時代のヘアメイクと、今の時代のヘアメイクが違うように、小物などのアイテムは、昔と今とでは、若干違ってきています。もちろん使えるものもたくさんあるので、活かせるモノは活かしましょう。
成人式の振袖をレンタルにお考えなら
実は、我が家の娘ですが、わたしの青の振袖にまだときめいてくれていません。
彼女が着たいのは、黒か赤の振袖が着たいと言っています。さて、どうしましょう。
レンタルのメリットもたくさんあります。振袖のお手入れなど不要ですし、お支度はすべて込みなので、気に入った振袖が見つかり金額に見合えばそれもいいと思います。
後が楽なこともポイント高いですね。レンタルをお考えの方は、必ず試着させてもらってくださいね。気に入った柄が見つかったからと着ないで即決はやめましょう。
レンタル振袖は、寸法がそれぞれ違うので、手が短すぎたり(裄が短いと業界用語でいいます)、身長よりずいぶん大きすぎたり(身丈が長いといいます)お腹まわりが大きすぎたり(身幅が大きいといいます)サイズが違い過ぎると、着姿が残念になってしまうことがあります。レンタル振袖の場合、お店によっては、寸法直しも対応しているところもあるので、ぜひ相談されるといいですね。絹絵屋ではモデルレンタルを展開させていただいております。詳しくはスタッフまでお問い合わせくださいませ。
振袖購入を検討されているなら
最近は、レンタルやママ振りが増えてきてはいますが、振袖購入されるお客様ももちろん多いです。数多くある振袖の中から、お好きなものを選び、自分の寸法に揃えられることは、なんともラグジュアリーですね。姉妹がいらっしゃるご家庭は、姉妹で同じ振袖を活用されるところも多いです。その場合、着物は同じでも、小物や帯を姉妹で替えたりされたりする方もいらっしゃいます。 こちらも試着は必ずしてみてください。見た感じと着た感じは違うことが多いので。そして小物まで全て、トータルコーディネートしてください。小物ひとつで、がらりと印象が変わってきますので。ご自身の振袖があれば、ご親族やお友達の結婚式、お呼ばれなどで着る機会もありますね。お着物で参列されると会場がとても華やかになり、洋装とは違う日本の第一礼装を身につけた時の気分は格別でしょう。
振袖無料試着体験会をぜひ活用しましょう
すずのき 絹絵屋水戸店では、販売会ではない、振袖無料試着体験会というものを開催しています。直近では9月14日(土曜日)ですが、こちらは販売会ではない試着体験会です。
実際にお嬢様たちに、お好きな振袖を着てもらい、成人式の振袖のイメージをつかんでもらうための会です。簡単なヘアセットをして、振袖を試着して、たくさんお写真をお取り下さい。振袖って、こんな感じと理解してもらえるいい機会となっております。ご都合が合えば、ぜひお申し込みくださいませ。
成人式の振袖で気になることがあれば
どんなささいなことでも すずのき 絹絵屋水戸店までお問い合わせください。ベテランスタッフが丁寧にお答えしたいと思います 0292272642
人生で1回かぎりの節目の成人式が、素晴らしいものとなりますよう、応援いたします。